1人の恋人のせいで

キャッシング。
私にとって、心底恐ろしい体験。

キャッシング。
小さい町の議員である父のもとへ、キャッシングに悩む多くの人たちが、相談に日夜を問わず、駆け込んできた。
それを見て育った。
なんというおそろしい世界であることかと思った。
絶対に自分は手を出すまいと心に誓った。

しかし。
あれは、35歳のときだった。
仕事は順調だった。
職場のほんの近くに、「むじんくん」があったが、私には関係なかった。
プロミス、アイフル、アコム。
何の必要性もなかった。

お金には困らなかった。
そんな私に。

1人の恋人ができた。
この人が私を、地獄にたたきこんだ。

最初からおかしかった。
車もあり、容姿端麗で、しかしながら、働かず、親とともに住んでいた。
てんかんの病気を持っていて、障害年金を受給していた。
2ヶ月で130000円。
食べるものにはこまらず、親には障害年金以外にもお小遣いをもらっていた。

それなのに、つきあった当初に、私にキャッシングをするよう迫った。

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